2005年01月05日 (水) カステラ様。 みなさま、明けましておめでとうございます。 今日、事務のまる吉姐さんに元気な男の子が生まれました〜!めでたいよぉ!! よぉーし、めでたいついでに年賀状まだ書いてないので 担当たちに新年のご挨拶をするかね〜。 プルルル〜。 柴田『あけましておめでとう。〆切りのばしてくれ。』 小泉(ガンガン担当) 『今月のスケジュールですが、 サイン会があるのでいつもより前倒しで原稿早めにー・・』 ガチャン。 柴田『フー、危なかった。うっかりスケジュールを聞いてしまうとこだったよ。 何も聞かなかったふりして、お次は清水にかけるかね。』 プルルル〜。 柴田『あけましてー・・』 清水(ガンガン担当) 『えっ、もう他誌の仕事終わったんですか!? じゃあ早速うちと打ち合わせをー・・』 ガシャン。 プルルル〜。 柴田『あけ・・』 居福(Gファンタジー担当) 『うちの仕事終わったんですか?』 ガシャン。 プルルル〜。 柴田『あ・・』 清水2号(Gファンタジー担当) 『名古屋サイン会用のハンコのイラスト2点と カミヨミ1周年記念 帝月マグカップのイラスト今すぐください。』 ガシャン。 柴田『プヒ〜、うっかり新年の挨拶なんてするもんじゃないね。 あいつら全員には偽の喪中見舞いを出しておくべきだったよ。 そーいや、毎年本人が喪中予定のあの人はどーしてるかな?』 プルルル〜。 小沢(ファミ通担当) 『俺 今すごい悪性の風邪で死にそうなんだけどさ〜。』 柴田『相変わらずお変わりなくてなによりです。 そんなあなたのために、長崎で一番ご利益がありそうな カステラ神社の写真を最新型にあと一歩だった携帯で撮ってまいりました。』 小沢『初めてカメラ機能付きの携帯買ったからってハシャいでんじゃねーよ。 それよりこのファニーフェイスな木製カステラ様はなんのご利益があるの? てゆーか、おまえの地元じゃカステラに神頼みしてんの?』 柴田『あんた、カステラ様を馬鹿にすると40度以上熱が出るよ。 あたしもお土産にカステラを買わなかったために鼻水が止まらないよ。 仕事休ませてください。』 小沢『祟ってばかりじゃねーかよ、このカステラ! チッ、そんなおまえを喜ばせそうで嫌だけど、 今月2本やる予定だった「ドキばぐ」がゲームの発売期と紙面構成の都合で 7日売り号の次は2月4日売り号に載せることになったよ・・。 読者のみなさまスミマセン。』 柴田『え、〆切りが延びたの!?ありがとうカステラ様ぁ〜!!! 実は今まで苦手で食べれなかったんだけど、カステラ10本丸かじりします。』 小沢『おまえそれでも長崎人かよ!今年の運は、これですべて使い果たしたな。』 ガシャン。 カステラ様がいるカステラ神社は、 グラバー邸入り口付近のお土産屋さん通りにひっそりとあります。 ------------------- 2005年01月14日 (金) 墨汁マツ毛。 毎度のことながら、年賀状のお返事を出そうにも年賀状をまだ制作しておりません。 知り合いのみなさま、今年もこんなんでスミマセン。 さて、去年はカミヨミ新連載を始めたために、 PAPUWAではあまり使わない真面目でクールなグラデーションのトーンや 王道のアミ点トーンを大量に消費しました。 年明けの仕事までにちゃんと補充しておいてくださいねと アシスタントちゃん達に言われたので、 年末進行が終わった後にテトテトと新宿の画材屋さんまででかけました。 ー1月7日・アシスタン's初集合日ー アシ『で、先生トーンは・・?』 柴田『去年の12月29日にちゃんと新宿まで出かけたのですが、 東京ではまれに見る大雪でして、伊勢丹デパートで暖をとっていたら いつの間にか手に化粧品とお洋服の大荷物を抱えて帰ってました。 見て、先生のミニーちゃんにガンをとばせる威力のこのマツ毛を! ヘレナのマスカラ『ラッシュクイーン』、 下地は『スパイダーアイズマスカラベース』よ。』 アシ『幸いにして今月のカミヨミはいつもよりページが少ないからいいけど、 いつも並の枚数だったら途中からバックは全て花柄トーンに変えるぞ。』 柴田『恐ろしい・・、そんなオカマしか出てないよーなカミヨミは。 ごめんなさい、来週『ドキばぐ』の取材で新宿のスクエニに行くんで、 帰りに今度こそちゃんとトーン買ってきます。    マツ毛に墨汁でもつけときます。』 ー1月13日ー アシスタントちゃんから、 初めてのおつかい並に買ってくるトーンの番号と注意書きを書かれたメモをにぎらされ新宿世界堂へ。 しかし、前日エンターブレインの新年会の2次会で ソニックチームの中さんとファミ通担当の小沢くんと 明け方近くまで大酒呑んでもの凄い二日酔いに加え、 スクエニの取材をハイテンションでやりまくったために、 画材屋さんに着いた時はゾンビ状態。 ものすごい数で並んでいるトーンを見たら、 めまいと吐き気がしてきて脂汗がドッと吹き出してきたよ。 このままでは本気でうずくまるか吐いてしまいそうだったので、 何でもいいからとりあえず目についたトーンを買って、 そのまま猛ダッシュでタクシーに飛び乗って自宅に帰りました。 何でもいいからとりあえず目についたトーン。 こんなトーン、PAPUWAでしか使いません。 今週末に、また画材屋さんに買い直しに行ってまいります。 ------------------- 2005年01月18日 (火) サイン会は名古屋巻き。 清水(ガンガン担当) 『わーい!もうすぐ名古屋だ〜!!美味しいモンいっぱい食べるぞぉ。 待ってろ味噌煮込みうどん〜。』 柴田『もぉ、地方出張だからってハシャギすぎよ。 浮かれてないで、ちゃんと次号予告のハシラ考えなさい。 味噌煮込みうどんは山本屋総本家。』 小泉(ガンガン担当) 『そーだぞ清水!浮かれてばかりいないで、 しっかりサイン会の段取りも打ち合わせしとかないと。 えーと、編集部へのお土産はういろうでいいかなぁ・・。』 柴田『コラコラ、ふたりとも出発前に仕事片付けておかないでどーすんの。 お土産なら、JR名古屋タカシマヤ地下のごちそう館。美濃忠のごっさま。』 清水『あんたが一番浮かれてるじゃねーか! なんだよその、繊細に店名が書かれたメモは。 あんた漫画の台詞は誤植だらけのくせに、土産物の漢字は間違えねーな。』 柴田『おバカ!地方出張でハジケなくてどこでハジケろというの!? 新宿二丁目の飲み屋はハジケすぎてしばらく行けません。』 小泉『Gファンタジーの居福さんが、 名古屋出発までに来月号の巻頭カラー上げておけって言ってましたから。 あと、ファミ通の小沢さんが 『ドキばぐ』の原稿は新幹線のホームでも取りに行くよって言ってました。』 柴田『チッ、こないだファミ通の取材でうっかりスクエニに行っちまったから、 担当同士で嫌な連絡網作ってるわね。 わかりました、ちゃんと仕事は済ませます。愛知の地酒は東春酒造の東龍。』 小泉『そのメモ、今すぐこっちに渡せ。 あと、仕事が終わるまでパソコン検索に名古屋の文字入れるの禁止。』 柴田『わかりました。 じゃあ、おとなしく名古屋のガイドブック2冊とDomani12月号の名古屋特集 暗記しときます。』 小泉&清水 『残らず全部こっちに渡せーッツ!』 22日発売です。 スクエニの雑誌では右ページ終わりが原則なので、 Gファンタジー1月号の『カミヨミ』ラストページは雑誌バージョンとして描きました。単行本は左ページ終わり(雑誌時より1ページ追加)ができるので、 2巻のラストは1巻の冒頭とリンクするよう描き直してあります。 ------------------- 2005年01月21日 (金) モリゾー。 いよいよ明日は名古屋サイン会です。 今回は最終的に東京サイン会の時よりも 多くのファンの方にお越ししていただくことになりましたので、 スタッフ一同気合いを入れてのぞませていただきます。よろしくお願いします! 小沢(ファミ通担当) 『ふーん、またうちの仕事放っぱらかして他社のサイン会?』 柴田『チッ、今日は風邪で寝込んでなかったか。 ホラ、お土産に愛知万博のマスコット『モリゾー』を自作で用意しといたから 大目にみてくんない?』 小沢『うん、よく描けたね。 それ名古屋駅構内の人達にも 「モリゾー!モリゾー!」って叫びながら見せてあげなよ。 あたしゃプロの漫画家だよって言うのも忘れずにね。』 柴田『わかりました。 愛知県の人達とばっちりコミュニケーションをとってまいります。 翌日はスクエニ担当チームと京都に取材に行くので、 今からおたべか辻斬りの絵も描かせていただきます。』 小沢『オメーこのうえ京都にも行くのかよッ! 清水の舞台から飛び降りて、右手以外 骨折しろ!!』 柴田『いや、たしかに冬の鞍馬寺に挫折して 修学旅行生にまぎれて清水寺には行くけど、 清水の舞台からは担当を突き落とす予定なんで。』 小沢『もぉ、いいから出発前にうちの原稿仕上げろよ。』 柴田『明日朝早い新幹線なんで5時前に起きなきゃいけないから、 10時には酒呑んで爆睡しようと思います。グー。』 ------------------- 2005年01月25日 (火) 名古屋感謝! そうか、アタシはモリゾーとキッコロを勘違いしてたよ・・。 とゆーワケで、名古屋サイン会は無事に終わりました! 今回は6時近くまでと長丁場だったのですが、 最後まで楽しく嬉しい気持ちでやれたのは、 スタッフのみなさんと来てくださったファンのみなさんのお心遣いのおかげです。 毎回サイン会では、 サインを書くまでにみなさんに長い時間並んで待っていただくことになり 心苦しく思っております。 それなのに、目の前に立った時に温かく笑ってくださったり 応援の言葉をかけてくださり、これほどありがたい事はないと思います。 本当に感謝! サイン会の翌日は京都取材へと移動だったのですが、 京都行きの新幹線ギリギリの時間で名古屋駅に付くと、 改札ではカートを持った人達の長座の列が。 『やっばー、団体客で凄く混雑してるよ〜!』と Gファン担当の居福姐さんと並んでいたら、 偶然 前日のサイン会に参加してくれた方が 『柴田先生ですか?』と声をかけてくださいました。 『うん、これから京都に行くんだよ!』と答えるとその方は物凄く真剣なお顔で、 『コレ、名古屋の同人誌イベントに行く人の列ですよ・・。  新幹線乗り場はあっちです!』 とおっしゃいました。 ありがとう〜、ありがとう〜、素敵な貴方! あなたが声をかけてくれなかったら、 居福さんとアタシは同人誌イベント会場で 「八つ橋売ってねーなー。」とさまようとこだったよ。 あの後、ほんッとにギリギリの時間で新幹線に飛び乗ったので、 この場を借りてスライディング土下座でお礼を申し上げます。 京都の伏見神社にかけてきた絵馬。 向かって右から、 Gファン担当清水・ガンガン担当小泉・ガンガン担当清水・Gファン担当居福、 一番左がアタシです。 会社を勘違いしてる奴が過半数をしめているのと、 裏には生々しいお願いが書いてあるので、とっととお焚きあげしてください。